アイノスブログ

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どんな土地でもいい家は建つ②

2021.11.09家づくりについて

こんにちは。富山で自然素材にこだわるホンモノの家、フジ創アイノスです。

北側接道で奥行きが浅く、かつ南に隣接して家が建っている日当たりが悪い土地で家を建てる場合、光の採り込み方に工夫が必要です。

南にリビングを配置し大きな窓をつくっても、そこからは全く光が入ってこないでしょうし、光を補うために東や西に大きな窓をつくっても、それらも全てカーテンで防いでしまうとなると、そこからも光が入ってこなくなるからです。

ではこの場合、どのようにして室内に光を採り込めばいいのでしょうか。

日当たり.png

✔︎リビングの位置を南にこだわらない

日当たりが悪い土地に共通して言えることは、「リビングの位置を南にこだわらないこと」です。

南からの光を採り込むためには、南の建物から充分な距離が必要です。
ですから、南に建つ建物から充分な距離が取れる位置にリビングを配置するという選択肢も視野に入れておく必要があるというわけですね。

✔︎吹抜けをつくる

リビングの位置をずらしただけでは、まだ充分な光が採り込めないとしたら、吹抜けをつくることも考えてみてください。
高い位置から光を採り込むことが出来れば、安定した明るさを維持しやすくなると同時に、吹き抜けの窓から空が見えるため開放感がグンとアップしますしね。

ただ、吹抜けにはメリットもあればデメリットもあるため、そのデメリットを打ち消す工夫もする必要があります。

例えば、吹抜けをつくれば少なからず耐震性は悪くなってしまいます。
ですのでバランスを考えた間取りづくりや窓のつくり方が非常に大切です。

また、吹抜けがあれば、そこに熱が逃げていくことになるため、断熱や暖房のことも考慮しておく必要があります。
まず考えるべきは、無駄に窓を多くつくらないということです。
いくら窓の性能が以前より高くなったとはいえ、壁よりも圧倒的に断熱性能は劣るからです。

また、家の面積を無駄に大きくしないということも大事なことです。
廊下を無駄に多くつくらない、部屋数を無駄に多くつくらない、部屋も無駄に広くつくらない、といった工夫です。

そして、暖房にも工夫することもオススメします。
例えば、吹抜けがある場所には、床暖房を設置するという選択肢があります。
体感温度は足元の温度に左右されるし、暖かい空気は冷たい空気より軽いため、下から上に上がっていくという特徴があるからです。

エアコンを使用する場合も、つけたり消したりするのではなく、1日中つけっぱなしにしておくことをオススメしています。
つけっぱなしの方が逆に電気代が安いとも言われているし、その上、ずっと温度が一定に保てるし、家全体の温度差も生まれにくくなるからです。

アイノスユーティリティ.png


このような考えで家づくりをすることが出来れば、どんな土地でも例外なく住みやすい家をつくることが出来ます。

なにより、日当たりが悪い土地は1階に大きな窓をつくっても意味がないため、プライバシーが守られたとっても居心地がいい家がつくりやすいという大きなメリットもありますよ。



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