アイノスブログ

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耐震と家づくりのコスト

2021.07.26家づくりについて

こんにちは。富山で自然素材にこだわるホンモノの家、フジ創アイノスです。

東日本大震災以降、地震は決して他人事じゃないようになりました。
住宅業界では、耐震によりいっそう配慮しつつ家づくりを行うようになりました。

例えば、上からかかる荷重を減らすためには、平屋の住まいが適しています。
敷地的に平屋が無理な場合でも、2階部分を限りなく少なくし、1階部分を広くした家を提案。
バランスのいい間取り、屋根や外壁に使う材料を軽量のものにするなどの工夫がなされています。

自身.png

ですが、2016年に熊本で起こった地震により、住宅業界ではさらに地震への意識が変化していくことになりそうです。

今回の熊本の地震は、阪神大震災や東日本大震災と異なり、震度7クラスの大規模な地震が2回も起こったことで、耐震等級2を取得している建物が倒壊したり、大手有名ハウスメーカーの家も倒壊してしまっているという状況が起こっているからです。

阪神大震災では火災、東日本大震災では津波によって多くの家屋が被害を受けたのに対し、今回の熊本では、純粋に地震によって
本来地震に強いであろうはずの家までもが被害を受けたということなんですよね。

この影響を受け、耐震等級そのものも見直されることになるかもしれませんし、耐震だけじゃなく、制震への意識がより強まることになりそうです。
となると、建築コストがさらにアップすることになります。
制震テープを施工すれば1軒につき数十万円かかりますし、制震ダンパだともっとコストがかかるのです。

かかる.png

それに加えて、家から排出される二酸化炭素を減らすための取り組みとして、住宅のゼロエネルギー化がいよいよ現実味を帯びてきつつあります。
そうなると、断熱性能の強化や太陽光発電の設置なども義務化され、数年前に普通に建てられていた家に比べると、建築コストが数百万円アップすることになります。

家づくりのコストは数年前と比較しても、遥かに高くなってきているということなんです。

ですから、これからの家づくりでは、根本的な性能アップによる建築コストアップに対して、なんらかの対策をうっていかなければいけません。


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