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あえて日当たりが良い南向きの土地を選ばない理由

2021.01.21家づくりについて

こんにちは。富山で自然素材にこだわるホンモノの家、フジ創アイノスです。

家の間取りは、予算を含む要望だけでつくるものではなく、その土地がどんな環境であるかに大きな影響を受けます。
また、間取りと同じように家の外観も、その土地がどんな環境であるかに大きな影響を受けます。

本当に暮らしやすい家をつくるためには、周囲の状況は切っても切り離せないものだからです。

例えば、今回お伝えさせていただくお家が建っている土地は、この図の中の売地Cです。



明るくて気持ちいい家が建てられそうな南向きのAやBではなく、です。

では、なぜ日当たりが良い南向きの土地を買うことが出来たにもかかわらず、あえて買わなかったのでしょうか?

この立地条件で注目すべきなのは、南側にある道路の南に建っているのが、ワンルームマンションであるということと、その共用部分である通路とマンション全部屋(3階建24部屋)の玄関が、北向きであるということです。

つまり、常にマンション住人の視線を浴びることになるし、かつ、賃貸物件であるがゆえに、住人も定期的に入れ替わるためプライバシー的にも防犯的にも、決して良いとは言えないというわけです。

となれば、せっかく南向きに大きな窓をつくったとしても、カーテンで閉じてしまいますよね。

そして、家の中に差し込む光量が弱くなり、日中ずっと薄暗い家になってしまいます。
同時に、開放的とは真反対の閉鎖的な家になってしまいます。

光2.png

ですので、AやBの土地ではなく、あえてマンションからの視線を遮ることが出来るCの土地を購入されたというわけですね。

結果、学校までの距離や環境は全く同じであるのに、AやBの土地よりも250万円も安く土地を買うことが出来ました。
つまり、住宅ローンにかかる金利も含めると300万円もの予算がカット出来たということになるんですよね。

とはいえ、Cの土地で誰もが頭によぎることは、"日が当たらないんじゃないか?"ということですよね。

次回、「どんな土地でも家の中に光は届けられる」ということについてお伝えします。


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