オランダからの知恵✨
2024.12.17
こんにちは✨
自然素材の家づくりをしている「フジ創」です✨
「オランダからの知恵」
・記録的な豪雨や台風によって、近年、日本各地で大規模な洪水が頻発しています。
普段は穏やかな河川も、降り続ける☔によってたちまち氾濫し、住民や街を脅かす事態となります。
洪水の危険に直面したとき、私たちはどのように立ち向かうべきなのでしょうか?
日本では、冶水の重要性が古くから認識されており、冶水技術の進化が住民の命を守るために
大きな役割を果たしてきました。
たとえば、戦国時代の武田信玄が築いた「信玄堤」がその代表例です。
・この堤防は洪水に対する防御力を高めるため、川の流れを意識した巧妙な設計が施されていました。
信玄堤は、単に水をせき止めるだけではなく、洪水のリスクを減らすために川の流れを調整するという
発想が特徴的です。
・現代の治水技術の礎となったのは、明治時代にオランダから導入された高度な土木技術でした。
オランダは国土の7割以上が海面下にあるため、古くから水管理に力を入れており、その知識と技術は日本にも
大きな影響を与えました。
・その中でも、オランダの技術が活かされた代表的なものが、日本の木曽川などで採用された
「沈床」です✨
これは川底を掘らずに、木の枝を組んだ粗朶という綱を沈め、その上に堤防を築く方法です。
・粗朶沈床の技術は、まさに地盤改良の手本ともいえるものです。
粗朶を使うことで、崩れにくい堤防が作られると同時に、土や水よりも軽いため、元の地盤に与える影響を最小限に抑える
ことができます。
・現代の道路や堤防でも、土をそのまま盛るのではなく、軽くて圧縮に強いEps(発砲スチロール)を敷き込んでから
土をかぶせる工法が一般的に使われています。
このように、明治時代からの学びが現代においても新しい素材で受け継がれているのです。
・Epsに対して「ちょっと心配」と思うかもしれませんが、皆さんも毎日のようにその上を行き来しているのです。