未来を生み出す空間5
2023.11.09
こんにちは✨
富山県で自然素材の家づくりをしている
テーマ
・小屋裏の家・
小屋裏収納だけでなく、小屋裏を活かした家にもまた、魅力があります。
欧米の民家や、日本の民家でも、小屋裏2階建てや、小屋裏3階建ての家をたくさん見かけます。
世界遺産となっている飛騨高山の合掌造りの家も、2階以上の合掌部分は小屋裏の活用といえます。
洋の東西を問わず、庶民の家として愛用されてきた家は、小屋裏の家でした。
じつは、現代の家として考えても、小屋裏の家にはそれなりに得があります。
なによりも得することは、コストが比較的、抑えやすいことです。小屋裏を活用しようと思えば、
できる限り単純な屋根をかけて、空間を確保する必要があります。
難しい設計をして複雑な屋根をかけ、下屋を四方に作ることと比べれば、明らかに建設を抑えることができます。
また壁をつくるのは、ほとんど1階部分だけで、屋根が2階の壁を兼ねていると考えれば工事も単純になります。
単純な形、単純な工事の建物は、メンテナンスの手間もかからず長持ちする家になります。
その上、小屋裏空間を確保するためにも、比較的急な屋根勾配となり、水仕舞いの面でも有利。
世界中の古民家に小屋裏2階建ての家が見られるのも、歴史の中でコストと技術とメンテナンスが検討されてきた結果かもしれません。
そして、デザインの面でも、安心感を与えてくれる家としてみることができます。
また、近頃日本の家でも増えている片流れの家でも、片側に屋根が登ってゆくので、
むしろ奇棟や切妻の家以上に、小屋裏をつくる可能性が拡がります。
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フジ創アイノス
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