生活をデザインする
2023.09.14
こんにちは✨
富山県で自然素材の家づくりをしている
「フジ創アイノス」です。
テーマ☆
インテリアデザインは、アメリカでも流行があります。
近年になって評価が高いのは、歴史を感じさせるデザインです。
それは、サスティナブルデザインと呼ばれています。
環境時代になって、サスティナビリティという言葉が聞かれるようになりました。
この言葉がアメリカでは、デザインのコンセプトにも使われています。
例えば。。インテリアデザインに古材を使い、まるで遠い昔に建てられたデザインのように見せます。
このような古民家風の家に住むことが、地球環境が問題になっている時代にふさわしいライフスタイルと考えられる。
技術が好きな日本人の感覚からすると現実の環境に貢献するものではなく、形だけ整えているように感じてしまうかも
しれません。
でも、日本の茶の湯や数奇屋で生み出されてきた「宅び寂び」と似ているようにもみえます。
技術的なサスティナビリティを検証するよりも、寂びに魅力を感じることは、いわば文化的なサスティナビリティです。
技を磨いた大工や職人の手による住宅の価値の高さが理解できるようになります。
日本文化の古典である兼好法師が書いた「徒然草」にも、第十段に同様のことが記されている。
技巧を凝らして、唐様や都会的な珍品や貴重品を集めて飾っても見る目も苦しく、いとわびしいというのです。
流行が過ぎると、燃え尽きてなくなると手厳しい書きようです。
そのように考えると、合理化されているプレハブ住宅が、現実には価格が高いということに大きな疑問がのこる。
そして、同じ「徒然草」第十段では、次のように。。
「家居にこそことざまは推しはからるれ」
たとえ、同じ家に暮らしていても、住まい手によって家のデザインはかわります。
家の姿を見れば、その家にどのような住まい手が住んでいるのか、推して知ることができるということです。
家は、竣工したときは不完成で、住まい手が生活を重ねてデザインすることで、完成してゆくのです。
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フジ創アイノス
富山県高岡市江尻846-1
☎
0800-200-2661
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