【家づくり】スタンダードがベストとは限らない
2021.10.25|家づくりについて
こんにちは。富山で自然素材にこだわるホンモノの家、フジ創アイノスです。
例えば、50坪で、間口が9mで、奥行きが18m、そして南向きの土地があるとします。
このような場合、一般的には2階建ての家が建ちます。
1階にはリビングダイニングキッチンと水回りとタタミコーナーがあり、2階には寝室と子供部屋と納戸があるお家、といった感じです。
そして、水回りを北に配置し、居室を出来るだけ南向きに配置し、2階には大きなベランダを設置し、1階にはウッドデッキを設置します。
南向きでつくった居室には大きな窓をつくり、南からの光をたっぷりと採りこみつつ、ベランダやウッドデッキに出られるようにする。
こういう家づくりがスタンダードだと思います。
しかし、「開放的で日当たりがいい南向きの土地の良さをふんだんに生かした住まい」になるでしょうか?
残念ながらそうならない場合が多いです。
なぜなら、道行く人たちから家の中が全部丸見えになってしまうからです。
では、丸見えを隠す作業をしたらどうでしょうか。
まずは、外から見える大きな窓には全てカーテンをつけていきます。
でも、レースだけでは心もとないので、遮光カーテンもつけないといけませんね。
厳しい直射日光もガンガン入ってきますからね。
ウッドデッキも丸見えでは使いづらいですよね。
ですから、植栽や目隠しをせざるを得なくなります。
次に洗濯について考えてみましょう。
まず、ベランダで洗濯物を干すととってもよく乾きそうな気がしますが、そうすれば洗濯物が丸見えになってしまいます。
そして家の景観が台無しになってしまいます。
また、干しに行くためにわざわざ2階に上がり、たたむために再び1階に降りてきて、再び片付けるためにまた上に上がらなければいけないとしたら、良い家事動線とは言えませんね。
では、続いて片付けや掃除について考えてみましょう。
実は、このお家はとっても片付けや掃除がしにくくなってしまうんです。
その一番の理由は、子供部屋がうまく活用出来ないからです。
子供は親のそばに居たいものだし、毎日2階に物を運ぶのも面倒になってしますからです。
すると、リビングに何もかもが集まり、常に散乱してしまうというわけです。
このように、よく考えて間取りを決めないと、明るくもなければ、開放的でもない、片付けや掃除もしにくい家を、より高いコストをかけて建ててしまうというわけです。
ということで次回は、スタンダードではないなかなか非常識な家づくりをご紹介します。
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フジ創アイノス
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