アイノスブログ

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収納はたくさんあればあるほどいい?②

2020.10.21家づくりについて

こんにちは。富山で自然素材にこだわるホンモノの家、フジ創アイノスです。

通り抜け動線は収納を減らす最大の原因

続いて知っておいていただきたいことが、
通り抜け動線についてです。
収納を通過することが出来る動線や、
玄関を家族用と来客用に分けたりする動線ですね。



この図をご覧いただくとお分かりいただけますが、
右は通常の収納で、左が使い勝手をよくするために
通り抜け出来るようにした場合です。

左の場合、収納を通過出来るため、
一見右に比べて使い勝手が良いように感じるかもしれません。

しかし、通通過出来るようにしたことで、
「廊下」が収納の中に出来てしまい、
結果、収納が大幅に減ってしまっています。

しかも、ドアも1本増えるため、
その分コストアップすることになるし、
スイッチも、2つの入口のどちらでも
オンオフが出来るようにしないといけないため、
右よりも高価なスイッチを使わざるを得なくなります。

ですので、ただ使い勝手が良さそうという理由で
通り抜け動線をつくってしまうと、
思っていたより収納にモノが置けず、
結果、片付けにくい家になってしまい、
なのに余分なコストがかかるため、
逆に家の価格が割高になってしまうというわけなんです。

▼収納の正しい考え方

結論から言うと、収納は床面積ではなく、
壁面積で考えるようにしなければいけません。

2m40cmという天井までの高さを
どれだけ有効に使うことが出来るのかが大切です。

床面積だけで収納を考えてしまうと、
収納をどんどん増やしてしまい、
結果、家の価格が高くなってしまいます。

一方で、壁面積で考えるようにすれば、
わずかな床面積でも壁さえ充分にあれば、
相当な収納力があることを理解出来るようになります。

point.png

ただし、棚の枚数をケチらないようにしないといけません。
棚板も決して安いわけじゃないので、
住宅会社側は棚の枚数を減らそうとするでしょうからね。

ということで、コストを上げることなく、
より多くの収納をつくるためにも、
そして管理しやすい収納をつくるためにも、
今回お伝えさせていただいた収納の知識を
覚えておいていただければと思います。


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