アイノスブログ

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資金計画と住宅ローン

2020.06.29家づくりについて

こんにちは。富山で自然素材にこだわるホンモノの家、フジ創アイノスです。

前回まで、家づくりは資金計画から始める必要性についてお話ししました。
理想の家づくりのためにとても大切です。

まず考えていただきたいことが『住宅ローン選び』です。
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▼3つの住宅ローン商品の特徴

住宅ローン商品は、大きく分けて"変動金利"
"固定金利選択型金利""固定金利"の3つに分かれます。

それぞれの特徴についてお伝えします。


(1)変動金利

この商品は、金利が安いというメリットを持っていますが、貸
出金利が市場の動向に左右されてしまうことから、将来の金利
が分からないですし、最終的に返済する額も全く予想出来ない
というものです。


ですから、自己資金が多く借入れ金額が少ない方や、
短い返済期間にて住宅ローンを検討されている方、
金利が上がりそうになった時には、
まとまったお金を返済出来る経済的余力がある方にとっては、
とっても有利な商品となっています。

逆に、自己資金が少なく借入れ金額が多い、
かつ返済期間も長期で検討している、
また貯金が苦手だという方には、
あまりオススメ出来る商品ではありません。


その理由となる特徴についてお伝えしますね。
変動金利の商品は半年ごとに金利を見直すのですが、
仮に半年後に金利が上がったからと言っても、
返済額がそれに連動して上がるというものではなく、
返済額自体は5年間変わらず、その内訳が変わります。
元金と利息の割合ですね。


例えば、返済額が70,000円だとしたら、
元金が45,000円、利息が25,000円だったのが、
元金が35,000円、利息が35,000円
になるといった感じです。


ですから、実質上5年間返済額は固定されるのですが、
その間で金利が上がってしまった場合には、
利息の割合が増え元金の減りが遅くなってしまう
ということですね。


また、5年後金利が上昇している場合、
返済額は上がるのですが、
現在の支払いの1.25倍以上にはならないという制限があります。
例えば、現在の返済が70,000円だとしたら、
どれだけ金利が上がったとしても
87,500円以上の返済額にはならないということです。


金利が上がってしまった場合でも、
急に返済がアップすることはないものの、
元金が全然減らないという状況を招き、
徐々に住宅ローンに苦しめられていくようになるので、
その点をご理解いただいた上で選んでいただければと思います。


(2)固定金利選択型金利

これは、固定という単語が入っているため、
固定金利のように感じますが、実際のところは変動金利です。


銀行に行ったことがある方なら、
3年固定、5年固定、10年固定といった住宅ローン商品を
お聞きしたことがあると思いますが、
地方銀行が取り扱っているのが、この固定金利選択型金利です。
金利設定や金利の固定期間は各銀行によって様々ですが、
固定期間が短ければ短いほど金利が安いのが特徴です。


この商品は、当初固定期間だけは
低い金利が設定されているし、
返済が変わらず安心ですが、
期間が満了し、再度同じ住宅ローンを選ぼうとした場合、
商品の性質上、ほぼ確実に貸出金利が上昇します。


あるいは銀行によっては、当初の固定期間が終了すると
必然的に変動金利に切り替わるところもあるので、
この固定金利選択型金利を選ぶ場合には、
こういったことも理解した上で選ぶべきです。

なにより、この商品を選ぶ上で気を付けるべき点は、
先程の変動金利と違って、返済額の上限ルールがない点です。

つまり、一気に返済負担が上がってしまうかもしれない
ということなので、やはりこの商品も、
経済的余力がある人でなければ安易にオススメ出来ません。


期間満了時に借り換えという選択肢もあり、
それを提案する住宅会社もありますが、これもよく考えて選んでください。


なぜなら、銀行で住宅ローンを組む場合、
必ず団体信用生命保険という生命保険に加入するのですが、
もし固定期間満了までに大きな病気をしてしまった場合、
この保険に加入出来なくなり、
結果、借り換えが出来なくなってしまうからです。


(3)固定金利

固定金利は、その名の通りずっと金利が固定され、
一生涯返済額が変わらないという特徴を持っています。
つまり安心であるということが言えるのですが、
その反面、先程の変動金利や固定金利選択型金利に比べると、
貸出金利が高いというデメリットがあります。


また、変動金利や固定金利選択型金利に比べると、
住宅ローンを借りるための初期費用も余分にかかってしまう
というデメリットがあります。


ですので、返済額を基準に借入れ金額を決める場合、
借入額は変動や固定金利選択に比べると少なくなってしまうし、
その上初期費用が余分にかかることから、
さらに土地や家に費やせる予算が減ってしまうことになります。
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いかがですか?
3つの商品の特徴をお伝えしました。
それぞれの商品のメリットとデメリットをよく考慮したうえで、
住宅ローンを選んでいただければと思います。




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