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住宅ローン控除とiDeCo

2021.03.23家づくりについて

こんにちは。富山で自然素材にこだわるホンモノの家、フジ創アイノスです。

"住宅ローン控除制度"とは、住宅ローンを組みながら家を建てた場合、10年に渡って所得税や住民税が還付される制度ですが、おそらく自分が払っている税金の額を知っている方はほとんどいないと思うので、今回は例を挙げてお伝えしていきたいと思います。

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あなたがこれから家を建てるとして、あなたとあなたの配偶者の年収をどちらも300万円、(計算しやすくするため10年間このままの給料とします)住宅ローン借入を3000万円、金利を1%、返済は35年、住宅ローンの返済開始を1月、土地・建物の持ち分をそれぞれ2分の1ずつ、納めている所得税をそれぞれ年間6万円(所得税率は5%)ずつ、納めている住民税をそれぞれ年間12万円(住民税率は10%)ずつと仮定し、その恩恵がどれくらいになるのかを計算していきますね。


まずは、その年ごとの年末の借入残高を計算します。

(年末借入残高)
1年目:1464万円ずつ(2928万円÷2)
2年目:1428万円ずつ(2856万円÷2)
3年目:1391万円ずつ(2782万円÷2)
4年目:1354万円ずつ(2708万円÷2)
5年目:1317万円ずつ(2634万円÷2)
6年目:1279万円ずつ(2558万円÷2)
7年目:1241万円ずつ(2482万円÷2)
8年目:1202万円ずつ(2404万円÷2)
9年目:1163万円ずつ(2326万円÷2)
10年目:1124万円ずつ(2248万円÷2)

続いて、この年末の借入残高をもとに、
還付される税金の上限額を計算します。

(還付される税金の上限額=年末借入残高×1%)
1年目:14.64万円ずつ(29.28万円÷2)
2年目:14.28万円ずつ(28.56万円÷2)
3年目:13.91万円ずつ(27.82万円÷2)
4年目:13.54万円ずつ(27.08万円÷2)
5年目:13.17万円ずつ(26.34万円÷2)
6年目:12.79万円ずつ(25.58万円÷2)
7年目:12.41万円ずつ(24.82万円÷2)
8年目:12.02万円ずつ(24.04万円÷2)
9年目:11.63万円ずつ(23.26万円÷2)
10年目:11.24万円ずつ(22.48万円÷2)

これらを全て合計した金額が、住宅ローン控除によって得られるマックスの恩恵なのですが、住宅ローンを組む時には、還付される税金のことも考慮しておけば、より多くのお金を手元に残しやすくなります。

ちなみに、このご家庭の場合、ご主人だけでは、これだけの金額を借りることが難しいのもありますが、ご主人だけだと、住宅ローン控除の恩恵を大して受けることが出来ないので、奥さんにも連帯債務で入っていただき、持ち分を2分の1ずつにすることで、この恩恵をマックスで受けられるようにしてみました。

内訳は以下のようになります。(所得税は年末調整によって還付され、住民税は翌年軽減されます)

1年目:14.64万円-6万円(所得税)-8.64万円(住民税)=0円
2年目:14.28万円-6万円(所得税)-8.28万円(住民税)=0円
3年目:13.91万円-6万円(所得税)-7.91万円(住民税)=0円
4年目:13.54万円-6万円(所得税)-7.54万円(住民税)=0円
5年目:13.17万円-6万円(所得税)-7.17万円(住民税)=0円
6年目:12.79万円-6万円(所得税)-6.79万円(住民税)=0円
7年目:12.41万円-6万円(所得税)-6.41万円(住民税)=0円
8年目:12.02万円-6万円(所得税)-6.02万円(住民税)=0円
9年目:11.63万円-6万円(所得税)-5.63万円(住民税)=0円
10年目:11.24万円-6万円(所得税)-5.24万円(住民税)=0円

以上、夫婦それぞれが合計129.63万円ずつ、合わせて259.26万円もの金額が、家を建てることによって手元に戻って来る、というわけです。
思っていたよりもスゴくありませんか?

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次回、「同時に"iDeCo"に加入すれば、さらに税金が還付される!?」


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