眠りの家学②
2024.08.05
こんにちは。
眠りの家学②
「心地よい眠りの空間」
もう一つ動物の例から、睡眠との住まいの関係を考えてみましょう。
人間と比較的近い類人猿のゴリラは、遊動生活といっても森の中を動きまわっていて、基本的には巣を持たない動物です。
このゴリラは、毎晩寝る場所だけに、その都度つくります。
しかし、基本的には同じ寝床に戻ってきて眠るという行為はしません。
つまり、ゴリラは、寝床はつくっても巣は作らないのです。
同じように人類がつくった家の始まりを想像しても、寝る場所の確保から始まったと考えたくなります。
そのように考えると、人間の家の起源は寝室といえるのかもしれません。
では、眠るための場所として、どのような空間が適しているのでしょうか。
明るくないとか、うるさくないことは、眠る場所としての基本的な条件です。
では、広さに関してはどうでしょう。
子供のころに押し入れの中や、キャンプのテントの中で寝る時のワクワク感を記憶している人も
多いでしょう。
広すぎるのは、眠る場所としては適切ではなさそうです。
中世のヨーロッパ貴族の大きな寝室には、天蓋がつけられています。
落ち着いて眠るためには、広すぎない方が良いのです。
また、温暖化により一晩中エアコンをつけて寝る夜も日常的になってきました。
レースの天蓋をつけると、このエアコンの風を和らげることができるということで、市販品の天蓋も
売られています。
さらに、天蓋も売られています。
さらに、天蓋には照明照明の眩しさを和らげて睡眠を誘ってくれます。
フジ創アイノスの稲葉✨