収納についての正しい知識②
2022.02.10|家づくりについて
こんにちは。富山で自然素材にこだわるホンモノの家、フジ創アイノスです。
通り抜け動線は収納を減らす原因に
前回に続いて知っておいていただきたいことが、通り抜け動線についてです。
収納を通過することが出来る動線や、玄関を家族用と来客用に分けたりする動線ですね。
この図は右は通常の収納で、左が使い勝手をよくするために通り抜け出来るようにした場合です。
左の場合、収納を通過出来るため、一見右に比べて使い勝手が良いように感じるかもしれません。
しかし、通通過出来るようにしたことで、「廊下」が収納の中に出来てしまい、収納が大幅に減ってしまっています。
しかも、ドアが1本増えるため、その分コストアップすることになるし、スイッチも2つの入口のどちらでもオンオフが出来るようにしないといけないため、右よりも高価なスイッチを使わざるを得なくなります。
ですので、使い勝手が良さそうという理由だけで通り抜け動線をつくってしまうと、思っていたより収納にモノが置けず、片付けにくい家になってしまい、余分なコストがかかるため、逆に家の価格が割高になってしまうというわけなんです。
▼収納の正しい考え方
収納は床面積ではなく、壁面積で考えるようにしなければいけません。
2m40cmという天井までの高さをどれだけ有効に使うことが出来るのかが大切です。
床面積だけで収納を考えてしまうと、収納をどんどん増やしてしまい、家の価格が高くなってしまいます。
壁面積で考えるようにすれば、わずかな床面積でも壁さえ充分にあれば、相当な収納力があることがわかります。
注意点は、棚の枚数はケチらず十分に確保することです。
コストを上げることなく、より多くの収納をつくるために、そして管理しやすい収納をつくるためにも、今回お伝えさせていただいた収納の知識を覚えておいていただければと思います。
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フジ創アイノス
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