アイノスブログ

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平屋の魅力

2021.09.06家づくりについて

こんにちは。富山で自然素材にこだわるホンモノの家、フジ創アイノスです。

60歳を超えた方には、住宅会社は当たり前のように2階建てではなく平屋をすすめます。
他方、30代の方には住宅会社は当たり前のように平屋ではなく2階建てをすすめます。

これは一見、そのお客様に合わせた合理的な提案のようですが、この提案は本当に正しい提案といえるのでしょうか。
というのも、30代の人だってやがて60代になるので、先のことまで見通した間取りにしている方が合理的だからです。

歳をとってから、1階の部屋や収納不足を理由に1階に増改築工事をすることになれば、大切な老後資金をたくさん失うことになってしまいます。

間取り.png

✔今のことだけを考えないこと

では、なぜ住宅会社はそのような提案をしてしまうのかと言うと、住宅会社も今のコトを中心に間取りを考えてしまうからです。

若いうちは階段の昇降も苦ではないし、親は子供たちにプライベート感のある個室を与えてあげないといけないと思っているし、家といえば2階建が普通という先入観がどうしてもあるので、仕方がないと思います。

とはいえ、現実は2階をつくっても小さな子供たちは自分の部屋を使いにくいし、近い将来、進学や自立によって子供たちは家を出て行くでしょうし、歳をとれば階段の昇降がつらくなってしまいます。

✔ランニングコストまで考慮した提案が大切

家を建てる時、最初にかかる建築コストばかりに目を向けてしまいますが、生涯維持し続けていかないといけないので、ランニングコストにもしっかりと目を向けないと、多くの出費を重ね続けていくことになってしまいます。

生涯ローンでもある光熱費はもちろんのこと、家と土地の両方にかかる固定資産税、それから外の部材の劣化を防ぐための修繕費用、
そして、数十年後必要になるであろう増築や改築といった費用のことですね。

かかる.png

これらを踏まえて考えると、『平屋』は非常に合理的な考え方です。

平屋にすれば、全ての部屋と収納が1階に集約されているため、老後になっても部屋や収納不足に困ることもありません。
ですので将来増築する必要がありません。

また2階に上がる必要がないので、足腰が弱くなってしまった時も、掃除や洗濯のためにいちいち階段の昇降をする必要もありません。
さらに、平屋にすればメンテナンスとして行う外壁などの塗り替え工事の際も、外部足場を組む必要がないため、それにかかるコストも抑えることが出来ます。

つまり、歳をとっても住みやすいだけじゃなく、歳をとってからの出費を最小限にしてくれるのが『平屋』というわけですね。

ということで、もちろん今のことも大切ですが、今だけじゃなくずっと先のことも見据えた上で、家づくりをしていただければと思います。



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