30代・40代の平均貯蓄額
2020.11.03|家づくりについて
こんにちは。富山で自然素材にこだわるホンモノの家、フジ創アイノスです。
先日新聞に、「30代・40代の平均貯蓄額約200万円」と載っていました。
夫婦そろって頑張って働いているものの、
なかなか思うようにお金が貯まっていかない・・・
むしろ貯まるどころか、
少しずつ貯蓄を切り崩さざるを得なくなっている・・・
という現実に直面している方が、けっこういらっしゃるはずです。
なにせ所得がなかなか増えていかない一方で、税や社会保険は徐々に上がっているし、
子どもたちにかかる費用も年々増えていっているという状況に直面しているわけですからね。
今回は貯蓄額200万円のご夫婦(30代)が、そろそろ家を建てたいと思った場合、
一体どのように家づくりをすべきなのかについて考えていきたいと思います。
では、ご主人の税込年収を400万円、
奥さんの税込年収を100万円、
合わせて年収500万円のご家族だと仮定して考えてみます。
まず、貯蓄額が200万円のご家族の場合、
頭金(自己資金)として入れられるお金は、
0円もしくは多くて50万円程度ではないでしょうか。
となると、家づくりにかかるほぼ全ての費用を、
銀行から借入れすることによってまかなわなければいけないということになります。
そしてこのご家族の場合、理想的な借入額としては2500万円までであり、
よく頑張ったとして2800万円が上限だと思います。
返済金額になおしてみれば、
金利1%の全期間固定の住宅ローンを35年返済で組んだ場合、
2500万円で毎月の返済が7万円ぐらいであり、2800万円で8万円ぐらいということですね。
✔毎月の返済10万円は現実的なのか?
しかし現実は、家づくりにもっと多くの予算をかけている方が、
数多くいらっしゃるのではないでしょうか?
例えば、土地代に1000万円かかり、
家代に2000万円かかり、庭代に200万円かかり、
諸経費に300万円かかるとしたら、
この場合の総予算は3500万円ですが、
みんなと同じように新しく販売された分譲地を購入し、
みんなと同じような4LDKの2階建ての家を建て、
みんなと同じような庭をつくれば、普通にこれくらいの予算がかかってしまいます。
そして3500万円を全額借りるとなれば、
毎月の返済は10万円という金額になります。
これはかなりしんどい金額ではないでしょうか?
この出費の増加に伴って、手取りが3万円増えればまだいいかもしれませんが、
単純に出費が増えるとなれば、貯蓄に回す余裕がさらになくなるどころか、
今の貯蓄まで食い潰していくことになります。
そして、ずっと不安を抱えたまま暮らすことになり、
心にゆとりがなくなってしまうし、
それが夫婦関係がギクシャクしていってしまう原因となってしまいます。
これでは何のために家を建てたのやら・・・
ということになってしまいます。
ということで、家づくりをする時は、
貯蓄出来る余力を残しながら無理のない予算でしていただければと思います。
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