日本の街づくり
2023.11.28
こんにちは✨
富山県で自然素材の家づくりをしている
・テーマ・
「日本の街づくり」
・最初にあげられるのは、法制度。
単純に言えば、一戸建ての中にアパート、マンションが建てられないような法律がアメリカでは施行されています。
住宅地の活用を、シングルファミリー用途とマルチファミリー用途でしっかり区分して都市計画されているのです。
シングルファミリーとは単独の家族という意味、戸建て住宅を指します。
マルチファミリーとは複数家族が暮らす集合住宅です。
シングルファミリーを単身世帯と解釈して、単身者が住むアパートやマンション等の建物と解釈してしまうと、まったく逆の意味になってしまいます。
ひとつの建物の中に、シングルのファミリーが住むのか、マルチつまり多くのファミリーが住むのかということです。
アメリカでは街づくりを進める上で、こうした家族スタイルをしっかり区分した都市計画をベースにしています。
マルチファミリーが住むマンション、アパートと、戸建住宅が混在することはないのです。
法制度があることにも、大切な意味があると思います。
一方日本では、居住用の区分と商業や工業の区分が都市計画の基本です。
シングルファミリー用でもマルチファミリー用でも、住居用の地域であれば建てることができます。
アメリカにあるビバリーヒルズにはマンションが建つことはないのですが、もし日本にあればマンションが建てられる。
日本にはこうした法律がないので、
ビバリーヒルズのブランド力を利用して商売にしようと考える開発会社が競い合ってでも建てるに違いありません。
しかし、この差がじつは街の景を失い、資産価格の低下を招き、短命の家を助長することにつながりかねないことなのです。
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