アイノスブログ

Staff Blog

東向きの土地のメリットとデメリット

2021.08.05家づくりについて

こんにちは。富山で自然素材にこだわるホンモノの家、フジ創アイノスです。

一般的には、南向きの土地が一番良いと言われていますが、この南向きの土地にもデメリットは存在します。
また、逆に南向き以外の土地は、デメリットが強調されがちですが、北、東、西、それぞれに、その土地ならではのメリットも存在します。

今回からは、東・西・南・北それぞれの土地のメリットとデメリットについて考えていきたいと思います。

日当たり.png

✔︎東向きの土地について

東向きの土地の場合、まず『朝日が入りやすい』というメリットがあると考えられていますが、このメリットをそのまま取り入れるために、東側に大きな窓をつくってしまったら、家の中が外から丸見えになってしまいます。

そして、それを防ぐためにカーテンをつけざるを得ないし、さらにそのカーテンを常時閉めておかないといけません。
結果、カーテンのせいで家の中が薄暗くなってしまい、日中ずっと照明をつけておかないといけません。


また、台風の時に備えてその窓にシャッターまで設置するとなれば、その分コストがかさむだけじゃなく、家の景観までも乱してしまうことになります。
高いお金を出して建てたお家なので、せめて家の正面ぐらいは美しくしておきたいですよね。

暗い.png

次に、東側接道の土地は、『居住スペースを全て南向きに出来る』というメリットがあると考えられていますが、これは、玄関を南に配置する必要がないからです。

しかし、ここで考えていただきたいことは、"そもそも居住スペースを全て南に配置する必要があるかどうか?"ということです。
全ての部屋を南に配置した場合、2階はまだしも、1階の南の窓から見える景色は、南に建っている家の裏側となります。
つまり、給湯器やエアコンの室外機置き場、ゴミ置き場となっているであろうゴチャゴチャした場所を眺めて過ごすことになるというわけです。

あるいは、それを避けるためにリビングの窓のカーテンを常時閉めておくか、余分なコストをかけ、目隠しや植栽などをつくり汚い景色を防がざるを得なくなるというわけです。

また、東向きの土地の場合、隣家が近くに建っているにもかかわらず一番南にリビングを配置すれば、リビングには光が入ってきにくくなります。
そうなれば、冬に寒くなりやすく、結果光熱費も高くなってしまいます。

uun.png

いかがですか?
周囲の環境のことを考慮して間取りをつくらないと、本来メリットと考えられているようなことでさえも逆にデメリットになってしまうということが、ご理解いただけたのではないでしょうか。

次回に続きます。


------------------------------------------------------------
フジ創アイノス
富山県高岡市江尻846-1
TEL0800-200-2661
https://www.fujisou-ainos.com/
-------------------------------------------------------------