ホテルのような空間をつくる、おすすめの間取りとは?
2026.08.17
暮らしを豊かにする住まいのアイデア
「自宅にいながら、まるでホテルにいるような気分を味わいたい」
そんな住まいへの憧れを持つ方が増えています。
ホテルのような空間というと、高級な家具やインテリアを揃えることを
イメージしがちですが、実は間取りの工夫も大きなポイントです。
今回は、「ホテルのような空間」をテーマに、
落ち着きと上質感を演出しやすいおすすめの間取りをご紹介します。
ホテルライクな住まいは、インテリアだけでなく
「間取り」からつくることができます。
ホテルのような空間は「間取り」でつくれる
ホテルの客室に入ったとき、私たちが「落ち着く」「上質だ」と感じるのには理由があります。
- 生活感のあるものが目に入りにくい
- 動線がシンプル
- 寝室と水まわりが近い
- 収納が充実している
- 照明がまぶしすぎない
- 空間に余白がある
つまり、自宅でもこれらの特徴を間取りに取り入れることで、
ホテルのような雰囲気をつくることができます。
① 寝室と水まわりを近づける間取り
ホテルライクな住まいを考えるなら、まずおすすめしたいのが、
寝室と洗面・浴室などの水まわりを近づける間取りです。
ホテルでは、ベッドルームからバスルームまでの移動がスムーズですよね。
寝室 → ウォークインクローゼット → 洗面室 → 浴室
住宅でもこのように配置すると、ホテルの客室のような使いやすい動線になります。
特に、朝起きてから着替え、洗面、入浴後の身支度までがスムーズになるため、
毎日の生活が快適になります。
② 玄関からLDKまで「見せない」間取り
ホテルのような空間をつくるうえで重要なのが、
生活感をできるだけ見せないことです。
例えば、玄関からリビングに入ったときに、
- 洗濯物
- 日用品
- 掃除道具
- キッチン用品
- 大量の靴
などが目に入ると、どうしても生活感が出てしまいます。
そこでおすすめなのが、玄関に大容量のシューズクロークを設けたり、
パントリーやファミリークローゼットを充実させたりする方法です。
「収納を増やす」というより、
「見せたくないものを隠せる場所をつくる」
と考えるとよいでしょう。
③ ホテルのラウンジのようなLDK
ホテルらしい雰囲気を演出するなら、
LDKには「余白」をつくることも大切です。
家具をたくさん置くのではなく、
- ソファ
- ローテーブル
- ダイニングテーブル
- 間接照明
など、必要なものを厳選して配置します。
また、LDKを広く見せるためには、廊下を必要以上につくらず、
リビングを中心とした間取りにする方法もおすすめです。
玄関 → LDK → テラス・庭
このような視線の抜けをつくると、
実際の広さ以上に開放感を感じられます。
④ 寝室は「ホテルの客室」を参考にする
ホテルライクな家づくりで、特にこだわりたいのが寝室です。
寝室は単に「寝るための部屋」と考えるのではなく、
一日の疲れをリセットする場所として計画してみましょう。
おすすめなのは、ベッドの両側に余裕を持たせ、
左右対称に照明やサイドテーブルを配置できる間取りです。
また、テレビや収納などを壁面にまとめることで、
ベッド周辺をすっきり見せることができます。
照明も、部屋全体を明るくするだけではなく、
ベッドサイドや壁面を照らす間接照明を取り入れると、
よりホテルらしい雰囲気になります。
⑤ ウォークインクローゼットを「ホテルのバックヤード」に
ホテルの客室がすっきりしているのは、
必要なものが見えない場所に収納されているからです。
そこで住宅でも、寝室に隣接してウォークインクローゼットを設けるのがおすすめです。
寝室 → WIC → 洗面室
という動線にすると、着替えから身支度までが一つにつながります。
収納スペースをしっかり確保しておけば、
寝室にタンスなどの収納家具を置く必要がなくなり、
ホテルのようなすっきりした空間を実現しやすくなります。
⑥ バスルームを「ホテルのような癒やしの空間」に
ホテルライクな住まいでは、浴室や洗面室にもこだわりたいところです。
例えば、洗面室を少し広めに確保し、
洗面台 + 鏡 + 収納 + ランドリースペース
をまとめることで、ホテルのパウダールームのような空間をつくることができます。
洗面台を2人で使えるサイズにすると、朝の身支度もスムーズです。
また、浴室と洗面室の間にガラスを採用するなど、
視線の抜けをつくる方法もあります。
透明ガラスは好みやプライバシーの問題もあるため、
すりガラスやカーテンなどを組み合わせると安心です。
⑦ 「廊下」を減らして、空間にゆとりをつくる
ホテルのような間取りを考えるとき、意外と重要なのが廊下です。
廊下を長くすると、その分だけ居室や収納に使える面積が減ってしまいます。
玄関 → LDK → 各部屋
このようにできるだけ廊下を短くし、
シンプルな動線にすると、限られた面積でも
ゆったりとした住まいをつくりやすくなります。
ただし、すべての部屋をリビングに直結させる必要はありません。
来客時のプライバシーを考えて、
LDKと寝室の間に廊下や収納を挟むなど、
生活シーンに合わせて距離をつくることも大切です。
おすすめしたい「ホテルライクな間取り」の一例
例えば、次のような構成がおすすめです。
玄関
↓
シューズクローク
↓
広々としたLDK
─
テラス・庭
│
├─ 洗面・ランドリー
│ ↓
│ 浴室
└─ 主寝室
↓
ウォークインクローゼット
このような間取りにすると、次のようなメリットがあります。
- 来客はLDKだけで過ごせる
- 家族の生活動線がスムーズ
- 寝室を落ち着いた場所にできる
- 日用品を収納に隠せる
- 水まわりへのアクセスがよい
ホテルライクな家づくりで大切なのは「引き算」
ホテルのような住まいをつくるとき、
「高級なものをたくさん取り入れればいい」と考える必要はありません。
むしろ大切なのは、
見せるものを厳選することです。
収納を充実させる。
家具を置きすぎない。
照明を工夫する。
部屋と部屋のつながりや視線の抜けを意識する。
こうした「引き算」の考え方によって、
シンプルで落ち着いたホテルライクな空間に近づけることができます。
まとめ
ホテルのような空間を実現するには、
インテリアだけでなく間取りの段階から計画することが重要です。
特におすすめなのは、次のような考え方です。
- 寝室と水まわりを近づける
- 収納を充実させ、生活感を隠す
- LDKに視線の抜けと余白をつくる
- 寝室をホテルの客室のように計画する
- WICを活用して家具を減らす
- 洗面・浴室を癒やしの空間にする
- 廊下を減らして空間を有効活用する
「家に帰るとホッとする」だけでなく、
「家に帰ることが楽しみになる」。
そんなホテルのような住まいを目指して、
間取りから理想の暮らしを考えてみてはいかがでしょうか。
