アイノスブログ

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壁に使われる自然素材

2019.11.13家づくりについて

こんにちは、富山で自然素材にこだわるホンモノの家。フジ創アイノスです。

壁に使う自然素材にも、いろいろあります。
床と同じ木材を使うとか、和紙を張るケースもあります。
もちろん様々な塗り壁も、事前素材からできているものが多くあります。

壁や天井の面積は大きく、大事な室内の空気環境を作り上げる素材ですから、慎重に選びたいものです。
ところが圧倒的な多数で使われているのはビニールクロスです。

安価で扱いやすく、種類も豊富なので広く普及していますが、自然素材とは呼べません。
安定した供給と生産、施工ができる大量生産の家では分かりますが、かけがえのない
自分の一棟で暮らしたいと思った時には、やはり自然素材の中から選びたいものです。

ましてや、四方をビニールに包まれてくらしていると考えれば、決して気持ちの良いものではありません。

壁に使われる自然素材を代表するのは漆喰です。石灰石が原料で、
日本でも世界でも長い歴史の中で使われてきました。

白鷺城で有名な姫路城も、倉敷屋川越などの蔵の街並みも
地中海沿岸の白い街並みもみんな漆喰でできています。

漆喰のほかに、珪藻土も自然素材です。珪藻土は太古の植物プランクトンが堆積した化石から作られています。
顕微鏡で見ると多孔質になっていて、調湿性やにおいを吸着する働きがあるので、
やはり室内の空気環境をととのえるのにはとても向いている材です。

ただし漆喰とは違い、固めるための成分を加える必要があります。その材料も確認しておかなければなりません。
また、ビニールクロスを貼るよりも手間がかかり、職人さんの技量も必要とします。その分コストもかかり、手入れも必要です。

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フジ創アイノス
富山県高岡市江尻846-1
TEL0800-200-2661
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