NHKが特集した「家を借りられない単身世帯」 ~これからの住まいは「借りる」だけでいいのか?~
2026.09.21
NHK『クローズアップ現代』2026年9月16日放送
「家を借りたいのに、借りられない。」
そんな時代が、すでに始まっています。
NHKの『クローズアップ現代』でも、
単身者が賃貸住宅を借りにくくなっている問題が取り上げられました。
「収入があるのに、なぜ家を借りられないの?」
そう思われる方も多いかもしれません。
しかし、これは単に「家賃を払えるかどうか」だけの問題ではありません。
これから日本の人口構造が変わっていく中で、
私たちの「住まい方」そのものを考え直す必要が出てきています。
なぜ単身者は家を借りにくいのか?
賃貸住宅の大家さんからすると、
入居者に長く安心して住んでもらいたいというのは当然のことです。
ところが、単身高齢者などの場合、
- 孤独死への不安
- 家賃滞納への不安
- 病気や介護が必要になった場合の対応
- 亡くなった後の家財・残置物の整理
- 身元保証人・緊急連絡先の問題
など、さまざまなリスクを心配するケースがあります。
国土交通省も、単身世帯の増加や持ち家率の低下が進む中、
高齢者や低額所得者などの賃貸住宅への居住ニーズが高まる一方で、
賃貸人には孤独死、死亡時の残置物処理、家賃滞納などへの
懸念があるとしています。
「家賃を払える人」=「必ず家を借りられる人」
ではなくなってきています。
「保証人がいない」という問題
もう一つ大きな問題があります。
それが「保証人」です。
若い頃なら、親や兄弟に保証人を頼むことができるかもしれません。
しかし、年齢を重ねると、
- 「親はもういない」
- 「兄弟も高齢になった」
- 「子どもがいない」
- 「子どもは遠方に住んでいる」
というケースも増えてきます。
一人暮らしの高齢者が増えている現在、
この問題は決して他人事ではありません。
これから増える「一人暮らし」
日本では、単身世帯が増えています。
- 結婚しない
- 離婚する
- 子どもが独立する
- 配偶者に先立たれる
さまざまな理由によって、
「一人で暮らす」という生活スタイルが珍しいものではなくなっています。
「一人暮らし=特別な暮らし」ではなくなる時代
住宅も、それに合わせて変わっていかなければなりません。
「賃貸に住み続ける」という選択肢だけでいいのか?
ここで一度、考えてみたいことがあります。
「一生、賃貸で暮らす」という選択肢だけで本当にいいのか?
もちろん、賃貸住宅には大きなメリットがあります。
- 大きな住宅ローンを組まなくてもいい
- 住み替えがしやすい
- 建物の大規模修繕を自分でする必要がない
- ライフスタイルに合わせて住み替えられる
これは賃貸の大きな魅力です。
一方で、年齢を重ねたとき、
「次の部屋が見つからない」
という問題に直面する可能性もあります。
そこで、もう一つの選択肢として考えたいのが、
「小さな家を持つ」
という考え方です。
大きな家ではなく「ちょうどいい家」
「家を買う」というと、
土地を買って、大きな家を建てて、
何千万円もの住宅ローンを組む。
そんなイメージを持っている方も多いでしょう。
しかし、これからの時代は少し違うかもしれません。
夫婦2人、あるいは一人で暮らすのであれば、
必要以上に大きな家は必要ありません。
例えば
1LDK~2LDK程度のコンパクトな住宅
- 掃除が楽
- 光熱費を抑えやすい
- 維持管理もしやすい
そして、何よりも、
「自分の家だから、誰かに出ていってくださいと言われない」
という安心感があります。
「家を持つ=大きな借金」ではない
家を持つということは、
必ずしも「豪華な注文住宅を建てる」ということではありません。
中古住宅を購入して、
- 耐震性能を高める
- 断熱性能を高める
- 間取りを現在の暮らしに合わせる
- 必要なところをリノベーションする
こうした方法もあります。
建物の状態や工事内容によっては、
新築より取得費用を抑えながら、
現在の生活に合った住まいをつくれる可能性があります。
「古い家を壊す」のではなく、
「使える家を再生する」
これからは「家を借りる」だけではなく「住まいをどう確保するか」
今回のNHKの特集から考えたいのは、
「高齢者は賃貸を借りにくい」ということだけではありません。
もっと大きなテーマがあります。
「人生の後半を、どこで、どのように暮らすのか?」
という問題です。
50代、60代になってから考えるのではなく、
40代、50代のうちから、
- 「将来、一人になったらどうする?」
- 「今の家は老後も暮らしやすいだろうか?」
- 「階段がつらくなったらどうする?」
- 「病院や買い物に行きやすい場所だろうか?」
- 「賃貸住宅を借り続けられるだろうか?」
こうしたことを考えておくことが大切です。
「住まい」は人生の最後まで続く生活インフラ
家は単なる建物ではありません。
つまり、家は人生を支える「生活インフラ」です。
若いときだけ快適な家ではなく、
年齢を重ねても安心して暮らせる家。
そうした視点で住まいを考えることが重要です。
フジ創が考える「長く住める家」
私たちフジ創では、
「今だけ快適な家」ではなく、
「健康で、長持ちし、安心して暮らせる住空間」
を大切にしています。
自然素材を標準仕様とし、
耐震性能や断熱性能にも配慮しながら、
長く住み続けられる住宅をご提案しています。
また、新築だけではありません。
中古住宅を再生して、
「もう一度、これから100年住める家にする」
という考え方にも取り組んでいます。
家は新しければいいわけではありません。
大切なのは、
「その人が、その家で、これから何年安心して暮らせるか」
ではないでしょうか。
これからの住宅選びで大切なこと
これから家を選ぶときは、
新築か中古か
持ち家か賃貸か
という二択だけで考える必要はありません。
大切なのは、自分の人生に合った住まいを選ぶこと。
そして、
- 10年後
- 20年後
- 一人になったとき
- 足腰が弱くなったとき
まで考えて住宅を選ぶことです。
「自分の住まいをどう確保するか」
を早めに考えてみませんか?
まとめ|人生の最後まで安心できる「住まい」を考える
NHKが取り上げた「家を借りられない単身世帯」の問題は、
これからの日本の住まいを考えるうえで重要なテーマの一つです。
単身世帯が増える中、賃貸住宅への入居では、
保証人、高齢化、孤独死、残置物、家賃滞納などをめぐる課題があります。
「家を借りられるか」ではなく、
「人生の最後まで安心して暮らせる住まいをどう確保するか」
という視点が必要です。
+リノベーション
新築住宅
どれも住まいの選択肢です。
大切なのは、今の生活だけではなく、
将来まで見据えて住まいを考えることです。
「家は人生の器」
だからこそ、これからの人生を安心して暮らせる住まいを、
一緒に考えてみませんか?
